Liquid Swap(リキッドスワップ)とは
ユーザーが2種類の仮想通貨をペアにして、Binance(バイナンス)にプールし、第三者がプール内の仮想通貨でスワップ(仮想通貨を変換)すると、貸し付けているユーザーはスワップ手数料と、仮想通貨を貸すことで発生する利息を受け取ることができるというサービスのこと。
Liquid Swap(リキッドスワップ)のメリット・デメリット(リスク)

新しいことを始めるにはまず長所と短所を知らないとね♪
メリット
手数料が安い
プール内の仮想通貨でスワップする時は、通常の仮想通貨の取引と比べるとスプレッド(変換手数料)が狭いので、プール内でスワップすると安く仮想通貨を変換することができます。
株式と比べて年率が高いものが多い
Liquid Swap(リキッドスワップ)は株式投資と比べて金利(利回り)が高いです。
理由は仮想通貨は株式投資と比べてリスクが高く、信用性が低いため、高金利にしないと、誰も仮想通貨を購入しないからです。
特に、Liquid Swap(リキッドスワップ)は仮想通貨をペアで貸し出さないといけないので、一般に仮想通貨を貸し出す際と比べてより高い利回りになっています。
例えば、BTCを貸すときは金利が1.2%であるのに対し、リキッドスワップのBTC/ETHでは約8%もあります!
長期保有しやすい
これはLiquid Swap(リキッドスワップ)に限ったことではないですが、仮想通貨をステーキングしたり、セービングしたりすると、アルトコインやセービングしたコインを報酬として受け取ることができます。
今まで、BTCを売買するだけしか知らなかった方の場合、BTCが今後価格が上昇すると思っていても、2021年2月末に起こったような大暴落が起こると、狼狽売りや暴落する前に売ってしまうでしょう。
スイングトレードをしたい人はその戦略でも十分ですが、長期保有をしたいのに売買をしてしまう人にはLiquid Swap(リキッドスワップ)や仮想通貨の運用はオススメです。
デメリット
エントリーのタイミングでは損をする
Liquid Swap(リキッドスワップ)は貸し出すことで、スワップ手数料や貸し出し利息を受け取ることができますが、悲しいことに貸し出し通貨(シェア値)が小さい場合は、損益に貸し出している仮想通貨の値動きが大きく影響してしまいます。
特に、貸し出してから大暴落が起こってしまうと、損益はマイナス方向に一直線で、なかなか帰ってくることはないでしょう。
なので、Liquid Swap(リキッドスワップ)を貸し出すときは貸し出す仮想通貨が下がりきった時に、エントリーするか、値動きで損益がマイナスになるのは仕方ないと割り切ってしまいましょう。
仮想通貨をペアで貸さなければいけない
Liquid Swap(リキッドスワップ)で大変なことは、2つの仮想通貨を貸し出さないといけないということです。
例えばBTCしか持っていないという人は、BTCをETHかBNBなどBinance(バイナンス)が募集しているペアに合わせて仮想通貨を用意する必要があります。

持っていない通貨を用意するのはリスクがありますし、面倒臭いですよね。
損益が見づらい
Liquid Swap(リキッドスワップ)の損益は貸し出している仮想通貨の値動きに大きく左右されると先に述べましたが、Binance(バイナンス)のHPをみても、実現損益は利息とスワップ手数料を示します。と書いており、でもそれだと未実現利益がマイナスになるのはおかしいと思いますよね。
私の英語力が乏しく、実はバイナンスはしっかり記述しているのかもしれませんが、ちょっと損益の見方はわかりづらいと思います。
Liquid Swap(リキッドスワップ)の設定の仕方

Binance(バイナンス)のアカウントを取得する
まずは、バイナンスのアカウントを取得しましょう。
当ブログの記事にアカウントの取得方法を掲載したので、ご参照ください。
BTCを送金するか、クレジットカードでBTCを購入する
次に貸し出す仮想通貨を用意しましょう。
当ブログの仮想通貨の購入の仕方を参照してください。
Liquid Swap(リキッドスワップ)の設定をする
いよいよ、Liquid Swap(リキッドスワップ)の設定に入ります。
※今回は初心者の向けに日本語版にしております。
- バイナンスのホーム画面の右下にある「ウォレット」をタップ。
- 画面左上に「概要」という文字が白くなっていると思いますが、概要から右にある「収益」をタップ。
- 画面中央にある「コモディティを購入」をタップ。
- バイナンスアーンという画面に移動するので、「ハイリスク製品」をタップ。
- ハイリスク製品の下段にある「Liquid Swap(リキッドスワップ)」をタップし、「詳細」をタップ。
- バイナンスリキッドスワップという画面に移動するので、画面下の「流動性」からプールを選択する。
- ここで、貸し出す仮想通貨のペアを選択しますが、今回は「BTC/ETH」を選択してみます。
- BTCをしか所有していない場合は、BTCしか表示されません。そこで、プールを選択の下段にあるETHを追加を選択し、BTCを貸し出したい枚数を決定します。この時、バイナンスが貸し出すBTCの適当な枚数をETHに変換し、BTC/ETHのペアとしてLiquid Swap(リキッドスワップ)の設定が完了します。
- BTCとETHを両方所有している方は、それぞれ貸し出したい枚数を選択して、Liquid Swap(リキッドスワップ)の設定を行うことができます。
- 注意!私は両方の仮想通貨を用意してからLiquid Swap(リキッドスワップ)の設定した方がいいと思います。理由はETHを持っていないと、変換手数料がかかり、Liquid Swap(リキッドスワップ)を設定した瞬間に含み損になるからです。予め、Liquid Swap(リキッドスワップ)のプールからBTCをETHに変換すると、変換手数料を安く抑えられます。

BTCの時価が高い時の方が、BTCをETHに変換するときのコストは安く済みます。
Liquid Swap(リキッドスワップ)の削除の仕方
今後はLiquid Swap(リキッドスワップ)の削除の仕方を説明します。
- バイナンスリキッドスワップ画面から「私のシェア」をタップ
- シェア詳細に設定したペアが表示されますが、右にあるトリプルコロンをタップ
- すると、追加と削除が表示されるので、「削除」をタップ
- 金額を選択し、削除をタップすると、Liquid Swap(リキッドスワップ)の設定が削除されて、未実現利益が確定します。

下にスクロールし、「履歴」からシェアの削除に「成功」という表示がされていれば、設定が削除されていることを確認できます。
まとめとオススメの設定方法
このように、Liquid Swap(リキッドスワップ)は仮想通貨を長期保有したい方にはいいサービスだと私は思います。
現に私はLiquid Swap(リキッドスワップ)の運用を始めてBTCを売買しなくなり、BTCが500万円から600万円に値上がりしても、売りたい気持ちがまっっったく起きませんでした。
むしろLiquid Swap(リキッドスワップ)の含み益が増えていくのに喜びを感じ、ガチホする意欲が湧き立ちました。この握力でリンゴは潰せるでしょうね。
なので、長期保有を考えている方はぜひLiquid Swap(リキッドスワップ)を検討してみてください。
オススメの設定方法(有効期限あり)
最後に私が行っているLiquid Swap(リキッドスワップ)の運用方法を紹介します。
それは、BNB/BTCとBNBヴォールトを併用するというモノです。
これは、Liquid Swap(リキッドスワップ)でBNBの追加報酬を受けることができるのを利用し、それをBNBヴォールトに自動送金するというものです。
ただし、期間限定のペアなので、早めに設定しましょう。(3/18まで)
引用元:(https://www.binance.com/en/support/announcement/11f80c6c627046849ea175b84fefbe8e )
実際に私はLiquid Swap(リキッドスワップ)の運用日記をTwitterで毎日22時ごろに報告しているので、ぜひ参考としてください。
BTCをBNBに変換(コンバート)する
では、実際にBNB/BTCのリキッドスワップの設定ができた方はBNBヴォールトの設定をしましょう。
リキッドスワップのプールからBTCをBNBに変換します。
この時、BNBヴォールトは0.001からステーキングすることが可能なので、最小単位だけ変換してもいいと思います。
BNBをBNBヴォールトにステークし、自動送金をONにする
BNBを0.01BNB以上BNBヴォールトにステークし、自動送金をONします。
これで、設定自体は終了です。
最後に運用方法ですが、BNBヴォールトの自動送金は日本時間にして、大体午前11時から午後14時ごろです。
その間までに、バイナンスリキッドスワップの画面から「私のシェア」をタップすると、BNBが追加報酬として配布されているので、「全てを請求」をタップしましょう。
これで、配布されたBNBがあなたの現物ウィレットに送金され、自動的にBNBヴォールトにステークされます。
追加報酬されたBNBをさらにステークして運用できるなんて、他のリキッドスワップのペアと比べてお得感がありますよね。
ここまで、読んでいただいてありがとうございました!